柿のコンフィもどき

父が実家から地元で採れた柿を食べきれないほど持って来たので、久しぶりに柿のコンフィもどきを作ることにした。

ジャムやコンフィもどきは瓶を煮沸消毒する手間を除けば案外簡単で、基本的には実を潰して砂糖を入れてアクを取りながらひたすら煮るだけ。

↓レシピはこちら↓

●柿のコンフィもどき
柿:大きめ4個
レモン汁:大さじ2くらい
生姜:小さじ1くらい
ラニュー糖:100〜120gくらい

柿は食べやすい大きさで、かつ瓶に入るサイズに切って置く。ジャムにする場合はフードプロセッサーなどを使ってドロドロにしておく。あとは鍋に材料を全部入れて、焦げ付かないようにかき混ぜながら20分ほど煮込むだけ。ときどきアクを取る。

火を止めた後、最初は水っぽい感じが残るが、冷えると固まる。煮沸消毒済の瓶に、口のところまでコンフィを詰めて余計な空気が入らないようにする。粗熱をとって、冷めたら冷蔵保管。

●瓶の煮沸消毒
大きめの鍋に水と耐熱のガラス瓶と蓋を入れて5分ほど煮沸すすだけ。注意!沸騰したお湯に直接瓶を入れると割れることがあるので必ず水から沸かすこと。


保存期間は短くなるが、甘さ控えめが好きな人は砂糖を少なめにしたほうが良い。


今回は具材の形を残したまま作ったのでコンフィもどきになったが、フードプロセッサーなどで細かくすればジャムになる。

柿の他に、いちご、みかん、りんご、梅、レモン、ぶどう、あんず、いちじく、ブルーベリー、ラズベリー、ゆず、などもジャムにすることができる。

ちなみに、柑橘系を使っていて果皮が入っているものをマーマレード、フルーツの果汁のみを使ったものをゼリー、ベリー系を使っていて果肉の形が残るものはプレザーブスタイルという。

コンフィことコンフィチュールは本来、果物に砂糖を混ぜて果汁を浸出させ、浸出した果汁を煮詰めたものに果肉を漬けるのがオーソドックスな作り方である。

秋になると、柿がたくさん手に入って嬉しいのだが、自立しないくらい熟れてしまったものはジャムやコンフィもどきにしてしまうと良い。